雑文発散

«前の日記(2010-12-30) 最新 次の日記(2011-01-01)» 編集
過去の日記

2010-12-31 [長年日記]

[] 2010年ふりかえり

今年はなんと言っても、脳出血での入院が一番のビッグニュース。入院中、一番ひどかった時期には、もうまともな社会復帰はできないものと諦めていた。今だから笑って言えるんだけど、入院中に「屋上から飛び降りたら楽になれるかな?」と思ったことも何回かはあった。

救急車で運ばれて緊急入院することになった時には、まだ「お?日記ネタができたじゃん?」と思って、ものすごく軽い気持ちでいた。でも、入院2日目から、もうまともに歩けなくなっていて、不安が募り始める。

お見舞いに貰ったモーニング誌の「宇宙兄弟」に描かれていた「It's a piece of cake(楽勝だよ)」という言葉に勇気付けられたりも。

投薬で血圧が安定したこともあり、入院一週間後には「MRIで問題なければ退院しましょう」という話があったけど、再出血していたことが判明。手術して再出血のリスクを排除することに決めた。

髪の毛を洗えずに2週間程度経ってしまい、自分のあまりの臭さに丸坊主にした。病院内の床屋へも自力では行けず、看護士さんに車椅子で連れて行って貰ったのだった。

手術の為に、カテーテルで造影剤を入れた事前検査を行った。上を向いて寝ていると気持ち悪くなってしまう状態だったので、手術室で吐いてしまうなど、先生方には迷惑をかけた。

事前検査の結果が出て、主治医から「手術による後遺症を覚悟して、将来の再出血リスクを取り除く」か「手術はせず、再出血のリスクを抱えたまま生きて行くか」の2択を迫られる。手足が不自由になるよりも、再出血のリスクと共に生きることを選択し、手術は中止した。

そして、退院。このときはまだフラつきながら歩くことがやっと。階段の上り下りはドキドキしながらだった。

脳出血(脳卒中)の後遺症には、鍼灸が効くらしいという情報を見つけ、治療へ行き始めた。鍼灸のおかげだけではないだろうけど、退院時より今の方が確実に良くなっている。

その後は、なるべく外を歩くようにしていたら、今では入院前と同じかそれ以上に体調が良くなっている。右目と右唇の周りに少し痺れが残っているけど、少しずつ範囲が狭くなっているし、この状態に慣れてきて、あまり気にならなくもなってきた(笑)

つい先日だけど、職場復帰の最終判断も出て、来年早々に復帰することにした。

このほか、今年もいろいろなところへ出かけてた。

モノもいろいろ買ってたなぁ。

イベント関係では、Keccon Conference の他に RubyKaigi 2010 に参加してるんだけど、なんと日記を書いてなかった。それから、PHPカンファレンスとPHP Matsuriもココに加わるはずだったんだけど、入院してしまって参加できなかった。特にPHPカンファレンスは USTREAM のメイン担当をする予定だったので、直前の離脱で迷惑をかけてしまった。