雑文発散

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過去の日記

2010-09-16 [長年日記]

[][] 救急車で運ばれて緊急入院

前日から唇の右側に少し痺れを感じていて、少し気になっていた。午前中の会議中に、その痺れが右側の顔面にも広がっているのに気がついた。目を閉じると、右の目尻が少し引きつったような感触。唇だけでなく、顔にも広がったことで、不安が募り、病院へ行くことにした。

どの外来を受診すれば良いのか判断が付きにくかったので、できれば大きめの総合病院が良いなと思ったのだけど、比較的近所にある総合病院は午前中で受付終了のところが多くてダメだった。もう少し症状を調べて、一番該当しそうなのが脳神経外科かなと思い、午後も受付していた「喜多村脳神経クリニック」へ行ってみた。

受付からしばらく待って、医者に症状を話したところ、こちらの不安をそれほど深刻に受け取ってくれていない様子が見えたのだけど「念のため CT を取ってみましょう」ということになり、今度は CT 待ち。こちらもしばらく待って検査を受けた。

検査が終わった後は、結果を待っていると、CT の技師が看護師にフィルムを渡す際に「出血」と言っているのが聞こえた。「え?オレの結果じゃないよね?」と、ちょっと不安になっていたら、、、ビンゴ。自分の検査結果だった。

すぐに診察室に呼ばれると、担当医の他、院長も部屋に来て「これはすぐに入院しないと」「救急車で搬送しろ」「紹介状を用意」と、アレヨアレヨと言う間に手続きが進んだ。

救急車が来るのを待っている間に会社へ緊急入院することになったことを報告。スタッフをやっていた PHP カンファレンス(開催1週間前!)とスタッフと言えるほど活動してなかったけど撮影する予定だった PHP Matsuri(開催2週間前!)のメーリングリストにも活動ができなくなったことを報告。ついでに Twitter でも入院を報告した。

「救急車まで歩いて行くのかな?」と思ってたら、救急隊員がビルの 4F にある病院まで担架を持ってきてくれた。スーツ姿のまま担架に横になり、救急車まで。この時はまだ、どこの病院へ行くかも把握できておらず、どうなるの?と不安だったのだけど、喜多村脳神経クリニックの先生が1人付き添ってくれ、声をかけてくれていたので、多少不安は解消した。一方で、救急車のカーテンの隙間から外の様子を見ていて「あぁ、この道を行くのか」「こっちへ行くと、どの辺の病院なんだ?」とか冷静な感情もあった。

救急車に転送された病院へ着いたら、数名の病院スタッフに囲まれ、すぐに救急救命室らしき部屋へ。部屋に入ると5〜6名のスタッフで、あっという間に服を脱がされつつ、採血されたり、点滴を打たれたり、眼の中を覗かれたり。こちらの病院でも CT を撮影された。

オレの想像としては、「救急車で運ばれた後は、大部屋で10日間位ゆっくりした入院になるのかな?」というものだったんだけど、その雰囲気とは全く違っていて、「え?オレ、ヤバイの?」とビビり始めた。

救急救命室らしき部屋での処置がひと通り終わると、今度はベッドのまま別のフロアへ連れていかれた。どこへ行くのかと思ったら、ICU(集中治療室)だった。ここでも大部屋の想像はハズレ。思ったよりも深刻なんだと改めて思った。

この日は、血圧を下げるクスリと脳内の出血を止める止血剤を混ぜた点滴をされ、夕食は無し。ただ、ひたすら点滴。よく憶えてないけど、入院直前の血圧が 200/100 くらいで、だいぶヤバかった様子。