「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」を観てきた。場所は TOHO シネマズ新宿。
このシネコンが出来てから初めて訪れたんだけど、ここは結構いいね。全体がゆったりしているし、何よりも 1F から劇場フロアへのアクセスが良い。割とエレベータで待たされる感じがするバルト9や、チケット売り場までは近いけど、シアターまでに延々とエスカレータで移動する新宿ピカデリーのような不満がない。どの劇場でも上映する大作映画系であれば、TOHO シネマズ新宿を使うのが良さそうな気配がしてきた。
ところで、この「ハンガー・ゲーム FINAL: レジスタンス」である。この映画が公開されることを知ったのは昨日。どういうわけか予告編とかに一切触れる機会がなかった。やっぱりアレか、日本ではそんなに人気が出てないみたいだから宣伝費もアレなのか。
そういうオレは 1 と 2 をそれぞれ観てきていて、日記を掘り返すと意外と気に入っていたようだ。
ただ、本作を観に行く段階ではそのことは忘れており、「1 も 2 も観たし、最終作の FINAL も観ておくか」的な感じで、まったく期待せずにいた。
そしてまったく情報を持っていないまま映画が始まり、ハンガー・ゲームのタイトルロールが流れて、、、「PART 1」と書かれているのを見て「あれ、これで終わりじゃなかったんだ!?」とズッコケ気味に。
エンディングロール後の告知で分かったんだけど、最終作の後編(PART 2)は、今年の11月に公開予定らしい。まぁ、もうそこまで付き合うよ。
傷ついた主人公を謎の組織が救出し、、、みたいな状況が前作のラストだった訳だが、本作はそこからの直接の続きもの。
前2作にあったような「ゲーム」のシーンは無く、なんだか政治的なプロパガンダの話になっている。もともとこの物語の世界では、独裁者側が(わざとらしい)映像を使ったプロパガンダで民衆の行動を方向付けたりしているのだが、今回はそこに反乱軍(レジスタンス)が加わってくる。反乱軍も単に戦うだけでなく、映像を使ったプロパガンダで対抗するのだ。
この映画を観ていると(そういうことを目指してやっているんだろうけど)、映像を使った一方的なパブリケーションのバカバカしさと危うさを感じさせる。声が大きくて、何度も連呼される内容を鵜呑みにするのは危険なんだよな、と。
そういう映像での戦いがメインになってしまっていて、アクションシーンが少ない。その中で特筆すべきなのは、弓矢で戦闘機を落とす主人公の姿。「なんだよ、ランボーかよ!」とか思えて笑えた。
そんな感じで、今回はだいぶ抑圧されつつも直接対決ではない対抗をしていた主人公たちなんだけど、本当の最後である PART 2 で、いろいろと爆発してくれるんじゃないかと期待している。
ところで本作も公開翌日の初回なのに劇場内がガラガラだったんだけど、PART 2 もちゃんと公開してくれるんだろうかねぇ。そこがちょっと心配である。