実写版の寄生獣を観てきた。場所はいつものとしまえん。
原作も読んでいるし、アニメ版も観ているので、「あのシーンがどう表現されるのか?」みたいに観ちゃってた。そういう観点で観ると、原作のエッセンスを大事にしつつ、前後編で終わらせるためにストーリーをちょっといじっていた感じ。いじり過ぎてはいないので、原作ファンも安心して観ることができそう。
ただ、話が圧縮されているので、シンイチが変わっていくところとかが、もうちょい足りない感じ。もっと心が苦しんだ上で心が苦しまないようになったと思うんだけど、実写版では意外とアッサリしていた気がするなぁ。
実写で良かったなと思ったのは、大量の死体の表現。人間が死体を演じていると迫力が違う。そこに「肉」があるという感覚が迫ってくる。これはマンガやアニメでの表現とは全く違っていた。
実写版でのミギーはどうなんだろ?と思ったけど、あんまり違和感は感じなかったな。阿部サダヲの声も CG 表現も悪くなかった。
深津絵里の田宮良子も感情がこもってなくていい感じ。普通は感情を込めた表現がいいんだろうけど、この作品の場合は無機質な表現の方が良いわけで。あと、後藤役の浅野忠信が出てきた時はなんか空気が変わった気がする。後藤が本格的に活躍するのは後編(完結編)なので、次が楽しみだ。
ウロウロして見つけたラーメン屋に入ったら、なんか有名な店だった。
藤子不二夫作品によく出てくる、ラーメンを食べている天然パーマにメガネのキャラクター「小池さん(鈴木さん)」が食べているラーメンは、このお店のものがモデルなんだそうだ。
それを事前に知っていたら普通のラーメンにしたんだけど、既にチャーシュー麺を注文した後であった。
昔なつかしの東京ラーメンの味わいで、これはこれでうまい。リピートしてもいいな。あと、餃子もジューシーで美味しかった。
定食類もあるようだし、チャーハンとかもちょっと食べてみたい。
店内にはマンガ家のサイン色紙もたくさん飾ってあったりして、いかにもそれっぽい。あと、オレより前に入っていたお客さんがキャラクターが描かれたノートを広げてた。自分で描いている人なんだろうかねぇ。