OS X Yosemite へのアップグレードが公開されたので、メインマシンである MacBook Air 13" (Mid 2012) へインストールした。
Public Beta の時にサブマシンへインストールしていたのもあって、Yosemite そのものに大きな驚きは無かった。Beta の時に iTunes が起動しなくなってしまったので、ちょっと心配していたけど、特に問題なく起動できたのでその懸念点も解消した。
OS のアップグレードを機会に Homebrew 環境も整理したのだけど、以前に行なった「Emacs HEAD (24.4) に inline patch を当ててビルドしてみた」の方法だと、Emacs HEAD のコンパイルに失敗するようになっていた。
調べてみたら configure.ac のパッチ当てで失敗していたので、その部分を直してコンパイルが通るようにしてみた。
更にこいつを Homebrew の自作 Formula に取り込んだ。
Homebrew には、本家以外の Formula を使うための tap という機能があるので、そいつを使って上記のリポジトリを登録(tap)してからインストールを実行する。
brew install の後ろが suzuki/emacs/emacs になっているのは間違っているわけではなく、本家のリポジトリと同じ Formula 名を使う場合の TIPS (?) みたいなヤツだそうだ(この辺は自信なし)。
% brew tap suzuki/emacs
% brew install suzuki/emacs/emacs --cocoa --srgb --use-git-head --HEAD --verbose
これで Emacs HEAD がコンパイルできた。M-x emacs-version でバージョン表記を見ると、Emacs 25.0.50.1 と出てきた。Emacs 24.4 がリリースプロセスに入ったみたいなので、HEAD のバージョンは 25.0 になったのかな。
で、こいつを起動したら、init-loader が無いよ、というエラーが出た。ん?なんだろ?と思ったら、バージョンが変わったことによって、これまで Cask でインストールしていた 24.4 用のパッケージは使われず、新たに 25.5 用のパッケージを再インストールしてやる必要があった。
こちらは、Cask ファイルがあるところで cask install を実行するだけで済んだ。
% cd ~/.emacs.d
% cask install
これは本当に Cask にしておいて良かった案件だなぁ。
で、肝心の inline-patch の動作なんだけど、、、なんとなく動いているけど、全ては動いていないような状態。
例えば、(mac-get-cursor-type) や (mac-get-cursor-color) などはうまく動いているようだ。
(mac-get-cursor-type)
box
(mac-get-cursor-color)
"blue"
でも、(mac-toggle-input-method) は nil が返ってくるだけで、動作はしていないように見える。
(mac-toggle-input-method)
nil
ここの修正を追っていくのはちょっと難儀だなー。分からないところが多すぎる。
日本語モード・英語モードでカーソルの色を変える機能などの「自分が欲しい機能」はだいたい動いているので、個人的には今のところこれで満足してしまっている。