丸亀のホテルを出て、一目散に「山越うどん」へ。
9時に開店とあったので、その10分くらい前に到着したところ、もう開いていた。しかも、行列は無い。平日の朝イチ、最高だ!
でもガラガラ過ぎて、おばちゃんの超絶記憶術を垣間見ることはできなかった。
注文したのは、かまたま(小)と冷たいつけ(大)。
あとトッピングで、ジャガイモの天ぷらとか。
うどんに関しては、「かまたま」もうまいんだけど、それ以上に「つけ」がうまい。美味しい麺は、シンプルな味付けのほうが好みだということが分かった。あと、ジャガイモの天ぷらが絶品。トッピングは、このジャガイモ天ぷらがオススメという情報があったので、試してみたら、これが正解。これは食べなきゃ損だ。
たっぷりうどんを堪能した後、次はどこへ行くかなと考えていたら、急に大仏のことを思い出して奈良へ行くことにした。
淡路島のサービスで一度休憩してから、そのあとはノンストップで奈良公園近くの「奈良登大路駐車場」まで行き、地下に停車した。エンジンを切った後で駐車スペースとクルマの角度がちょっとイマイチだなと思って、位置を直そうと思ってエンジンをかけ直したら、、、かからない。一発目の反応が鈍い時は、まぁ、たまにあるので、今回もそれかな?と思って、もう一度試してもやはりエンジンがかからない。
メーター類は点灯するし、エアコンも動いているので、バッテリーがどうこうという問題ではない。いつもならキーを回して、一瞬遅れてからセルモーターが回転する感じなのだけど、今回はそれがない。「これはヤバイ系か?」と焦りながら、もう一度試してもダメ。オフにしてオンにして、、、を何度繰り返しても変わらない。
「自動車保険にレッカー移動の特約あったよな」とか「レッカー先ってどこなんだろ、今日のホテルの予約、解除したほうがいいのかな」とか、様々な思いが頭の中で渦巻いてきた。ここが地上なら、まだ良かった(地上でのレッカー移動は経験あるので)のだけど、天井がそこまで高くない地下駐車場にレッカー車って入ってこれるんだっけ?という不安もあいまって、だいぶ不安になった。
ちょっと一旦落ち着こうと思って、駐車場のトイレへ行って、顔を洗ってから、もう一度キーを回してみたものの、エンジンはかからない。だいぶ意気消沈。
「もしかしたら時間を置けば解決するかもしれない」という最後の望みを託して、当初の目的通り東大寺の大仏を観に行くことにした。エンジニア的ではない発想だけど。
良い天気だし、気持ち良い雰囲気ではあるものの、やはりクルマのことが気になって、落ち着かない。それでも、ここまで来たなら大仏殿にも行かないと!と自分をプッシュして行って来た。
ここまで来たら願い事はただひとつ「クルマが動きますように!」だ。
本当は鹿せんべいを買って鹿と戯れようとかも思っていたのだけど、精神的な余裕がなく、道ゆく鹿を撮るので精一杯。
それでもかれこれ1時間くらいは経ったので、「もうそろそろイケるのでは!?」と駐車場に戻った。そして、エンジンをかけてみると、、、動いた!
この瞬間のオレは、大仏さまへの感謝でいっぱい。はー、大仏さま、マジ天使。
地下駐車場から抜け出たオレは、今度は奈良駅近くのコインパーキングへ止めて駅を探索。探索というか、昼飯探し。奈良といえば京都に並んで有名なところだと思っていたので、奈良駅も京都駅に近い規模なんだろうと思っていたのだけど、まるで違っていた。京都に比較するとかなり規模が小さい。
グッと来るところがなかったので、駅前の商店街みたいなところを探して行ってみたのだけど、こっちも今ひとつパッとしない。これが遷都された後の都と、遷都先の都の差なのかとか勝手に思っていた。
近鉄奈良駅の近くで、ようやく食べてみようかなと思うお店を発見。「ロココ」というカフェ。頼んだのは限定メニューだという「奈良満喫カツサンド」
美味しんだけど、カツが噛み切れずに、一口目でスルっと抜けてしまう。パンに残るのは、カツの衣だけ。二口目からは、パンと衣を食べることになるので、ちょっと寂しい。肉に切れ目を入れて欲しい気がした。
ハラヘリ街なか散歩を終えて、今度は新大宮駅近くのホテルへチェックイン。
夕飯は、ちょっと歩いて「らーめん春友流」へ行ってみた。注文したのは、「味噌ラーメン 全部のせ」。
美味しいんだけど、ちょっと味が表面的かも。あまり後味が残らなくて、あっさりしている。味噌ラーメンだと「味噌一」の濃厚さが好きなので、オレの好みとは合わなかったのかも知れない。