2日目の台湾は、朝イチの列車に乗って、台北から花蓮へ移動することにしていた。
出発地である台北駅へ向かう途中のセブンイレブンで、昨日買うことができなかった「悠遊カード」を購入。実は駅まで行かなくともその辺にある普通のコンビニで買えるという情報を昨夜のうちに仕込んでいたのだ。
台北駅には出発時間より少し早めに着くようにした。「台湾には弁当の文化がある」という話を事前に聞いていたので、駅弁を買おうという計画にしていたのだ。ところが構内をウロウロしてみると、ほとんどの店が閉まっていた。朝 7:00 前だと、開いているのはセブンイレブンくらい。
関係ないけど、台湾のセブンイレブンの店頭にあるドーナツは、ミスタードーナツ製だった。ところ変われば、という感じ。
ようやく発見した一軒の弁当屋で、おにぎらずっぽい何かを発見して購入。パッケージは台湾新幹線を模しているようだ。ご飯の詰め込みも、パッケージングもその場で行なっていて、(ここしか開いてないので)並んでいる人たちの列がなかなか進まなかったのが印象的だった。
ちょっとご飯が硬かったけど、中の具材は美味しかった。そこそこボリュームがあるので、これを二つ食べたら満腹に。
3 時間かけて移動した花蓮駅前は、ちょっと開けた場所になっていた。バスターミナルっぽいものが建設中(リニューアル中?)だったりして、だだっ広い割には何もない感じ。
少し歩いていくと、レンタカー(レンタルバイク)のお店がたくさん並んでいた。どうも花蓮駅から少し離れたところに観光地があるっぽい。
本当は、オレたちもここでレンタカーを借りて、高雄まで行こうかなどと計画をしていた(そして準備もしていた)のだけど、昨日のタクシーで台湾道路事情をチラ見したら怖くなったので諦めたのであった。
お昼時だったので、街なかの料理店で魯肉飯やワンタンスープ、厚揚げなどを食べた。
魯肉飯は普通だったけど、スープと厚揚げが美味しかった。
お昼は食べたばかりだけど、次の列車での移動も数時間あり、高雄へ到着するのは夜になりそうだったので、花蓮でも弁当を買った。でも、弁当屋は駅構内ではなく、ちょっと離れた場所にあったお店。イートインのコーナーもある街の弁当者さんと言った感じ。
そして、次の列車に乗るために駅へ着いたところで事件が起こった。
台湾の鉄道は、台湾島の周囲をぐるっと一周するようなイメージになっている。巨大な山手線みたいなものだ。台北駅から花蓮駅へは時計回りで移動してきた。台北駅が北にあり、花蓮駅が東にあるからだ。そして次の花蓮駅から高雄駅までの移動も同じく時計回りで移動するつもりでいた。花蓮駅が東にあり、高雄駅が南にあるからだ。
しかし、花蓮駅から高尾駅まで反時計回りで移動するルートの切符を買ってしまっていたのであった。つまり、花蓮駅から台北駅へ戻るコースで、なおかつ、そこから西回りで南へ下るというコース。ざっくり言って台湾島を4分の3周するコース。
「これじゃない、ヤバイ!!」と、花蓮駅の窓口に泣きついたら、担当の駅員さんが超絶テクニックを使って、時計回りの高雄行きの切符を手配してくれた。
同じ列車で数駅ごとに数回座席を移動しつつ、途中の台東駅で列車の乗り換えもして移動するというワザで、なんとか高雄に着くことができた。
そんなせわしないなかでも、花蓮で買った駅弁を食べた。
ちょっと肉が固めなんだけど、全般的には「台湾のご飯」という味付けで、まぁ、美味しかった。
高雄駅に着いて、ホテルのあるところまで数駅 MRT を利用した。
ところどころに妙に親しみを感じるポスターが。。。
夜にはホテル近くの夜市へ行ったみた。
いろいろ迷った挙句に割と普通のところに入ってしまった。
いろいろな部位が入った牛肉麺だったんだけど、ちょっと味付けが薄くていまひとつ。テーブル上の調味料を使って味付けしたほうが良かったんだろうか。青菜(正確な名前を忘れた)の炒め物も、まぁ、普通な感じ。美味しいは美味しいけど、絶品という印象は持てなかったな。
食後になぜか名前だけは事前に知っていた「50嵐」でブレンド紅茶をかった。
これは美味しくて良かった。