雑文発散

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過去の日記

2016-04-24 [長年日記]

[] 「フィフス・ウェイブ」を観てきた

昨日に引き続き新宿ピカデリーで。同日に観ちゃえば良かったのにとか少し思ったけど、これも時間の関係で。

宇宙からの侵略者が、これまで4回に分けて地球人を攻撃してきて、今回が第5波の攻撃だというストーリーなので「フィフス・ウェイブ」なんだそうだ。公開直前の期間なのに CM は流れていないし、公開されている劇場数も少ないので、イヤな予感しかしないのだけど、SF ならとりあえず観ておくかという気持ちで観に行った。

この日記を書くために調べてみたら、これは原作小説があるんだね。Wikipedia によればヤングアダルト小説のジャンルらしいので、SF 考証もそれっぽく思っていないとダメだったようだ。


以下、ネタバレあり

「第4の波」までの攻撃により多くの人類が亡くなり、一部の生き残りが難民キャンプに集まって生活をし始めた、、、みたいなところまでは、(よくあるストーリーだなと思いつつも)概ね良かったのだけど、肝心の第5の波に入ったらオイオイという展開になってしまった。

第1波の電磁波の攻撃で全ての電子機器が破壊されたと言っていたのに、第5波が来る直前にクルマやヘリコプターを使っている陸軍が現れた。そこで「あれ?怪しいな?」と思うじゃないか。そして、いきなり「スコープを見ろ、奴らが巣食っている」なんてオーバーテクノロジー気味な演出が出てきて「あれ?怪しいな?」と思うじゃないか。

結局、その怪しさが覆されることもなく、素直に怪しさが暴かれていくので、ちょっと白けてしまった。素直すぎる。

でも、それは「ヤングアダルト小説(昔でいうジュブナイル小説、今でいうライトノベルに近い?)」というジャンルなら分からなくもない。でも、だからと言って面白いかと聞かれると、ちょっと物足りない感じ。

この映画も完全に終わらせていなくて、続編を作っても大丈夫なラストになっている。もし、万が一、続編が作られたら、、、どうしても観たい、というよりは、とりあえず観てみようかなーと言う感じだ。「ハンガー・ゲーム」のそれに近いと言えば、わかる人にはわかるかもしれない。