公開当初は観るつもりがなかったのだけど、世間での(= Twitter とか Facebook とかでの)評判が意外と良いので、観に行ってきた。場所は新宿ピカデリー。としまえんでも上映していたけど、ピカデリーのほうが上映開始時間の都合が良かったので。
ちなみにこれまでの「ちはやふる」暦は、アニメを観てとても良かったので、原作も読んでいるという流れ。アニメも原作も、かなり好きな作品なので、実写版と聞いて「大丈夫かな?」と思っていたクチの人間の感想である。
実写版でどこまでのストーリーが含まれるのか知らなかったのだけど、どうやら最初の全国大会に参加するところくらいまでなのかな。下の句の予告で出てきたクイーン役、松岡茉優は、なんかとても合っているような気がした。
広瀬すずの千早はどうなのかな?と思っていたけど、ちょっと広瀬すず節が強い以外は意外と大丈夫なんじゃない? オレは特別素晴らしい印象はなかったけど、特別ひどい印象はなかったし、意外と良いと思った。ちなみに基本的に広瀬すずは好き。
新(あらた)役の真剣佑も(出番は少なかったけど)雰囲気はアニメ・原作に合っていたと思う。一方で太一は、もうちょっと頑張って欲しいと感じた。なんか「台本の通りしゃべっている」という感覚を得てしまって、作品内から抜けちゃっている気がした。
アニメや原作で感じた「チーム」とか「仲間」というテーマは、本作にも受け継がれていて、そこに価値を見出している原作ファンなら安心して観ることができると思う。あと、千早をめぐる太一と新の恋模様(?)も描かれているけど、それは中心じゃないので心配(?)することは無いと思う。
エンディングテーマの「FLASH / Perfume」には、ちょっと唐突感があった。映画の雰囲気とあってるのかな、これ。ちょっと元気過ぎる曲じゃないかなぁ。「下の句」と合わせて観たらしっくりくるのかしら?
全体的には、思ったよりも良い映画で、これはオレのように「実写版」に疑いを持っている人が観ても大丈夫だと思う。原作を知らない人が観ても、、、だいぶ話が圧縮されているけど、まぁ、良いのではないかな。最終的な判断は「下の句」を観てからだと思うけど。