公開直前までこの映画の存在を知らなかった。SF かつロボットものということで、観に行かねばならないだろうと思って観に行くことにした。上映館はそんなに多くなくて、行動範囲での選択肢は新宿ピカデリーしかなかった。
人工知能が備わっているロボットものでは「ロボット三原則」というのが有名なわけだけど、「オートマタ」では何故か2つのルールしかなかった。
映画の冒頭でこの2つのルールが紹介されたので、この物語は、このルールを逸脱する何かに関するものなんだろうという予測ができる。
話が進んでいくと、やっぱりそっち方面に話が進んでいく。じゃあ、逸脱の原因は?というところに謎があるわけなんだけど、「こいつが黒幕?」と思わせる人物はあっさりストーリーから脱落したので、もっと深い謎が!?と期待してみたところ、ちょっと拍子抜けの答えになってしまった。
全般的にオーソドックスな作りで、誰もが抱くであろう「ブレードランナーっぽい」という感想で終わっちゃうかなぁ。主人公の奥さんの名前を「レイチェル」としているところで、間違いなくブレードランナーを意識して作っていると思うけど。
もうちょっと何かが欲しかったかなー。