雑文発散

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過去の日記

2015-10-04 [長年日記]

[] 「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド IMAX 版」を観てきた

タイトルには書いてないけど、前後編の後編。前編にはそんなに満足していなかったのだけど、続きものだし、石原さとみは出ているし、ということで観てきた。場所はいつものとしまえん。公開から2週間くらい経っているからか、いつものとしまえん的な人の少なさなのかは分からないけど、観客はごく少数だった。


以下、ネタバレあり

ようやくリヴァイ曹長が出てこない理由が分かった。

エレンの心象風景なのかな?と思ったら、どうやら本当の部屋だったみたいだけど、最初は固い床に見えたのに、いきなり砂に変わっていたり、汚れていた服がキレイになっていたりして、移動したのか着替えたのか良くわからないまま話が進んでいくのは、いったいなんだったんだろう?

その後も観ているうちに「あれ?これウルトラマンだっけ?」みたいに思えてしまって、いまひとつ物語に入っていけなかった。スペシウム光線みたいな必殺技こそ出てこないけど、なんか円谷プロ的な戦いかたに思えてしまってなぁ。いまひとつ進撃の巨人っぽくない気もした。

いろいろ終わっての感動のシーン的なところ。猿の惑星的なショックを与えたかったのかも知れないけど、あれなー、どうなんかなー、「あー、それやる?」って思った。あと、エンディングロール後のあの声、なんなんだろうね? 続編への布石ってとれなくもないけど、物語に深みを持たせようとして失敗してないかな。

前編・後編を含めての評価は、ちょっとイケてない。

[] 「キングスマン」を観てきた

続けて「キングスマン」。原作があるらしいけど、そっちはノーチェック。予告編を何度か観て、アクションがカッコ良さそうだったので観てみることにした。

そしたら、もう、これ面白いじゃないか!!

「マトリックス」ばりのアクションのなかに「紳士」としてのスタイリッシュな振る舞いが含まれていたり、小道具もそれっぽいものが用意されていて、観ているうちにニヤけてしまう。


以下、ネタバレあり

サミュエル・L・ジャクソンが演じる悪役も「IT長者」的な立ち位置だったりして、ところどころに「イマドキ」な描写が混ざっていて面白い。アレを使って、アレしちゃうとか、いまこの時代じゃないと描けないよなぁ。

グロくなりそうなシーンをシニカルかつユーモラスな映像にしちゃうところとか、イギリスっぽいなぁという印象も持った。映画館なのに思わずゲラゲラ笑ってしまった。荒唐無稽というか、ちょっと無茶な設定とかシーンとかあるけど、それはエンターテイメントとして楽しむべきところ。マジメに観てはダメだ。

「キングスマン」は今年観てきた映画のなかでもトップクラスの面白さだなぁ。インタビュー記事とかを見ると、続編の構想もあるみたいだし、今後も楽しみだ。この映画は、もう一度観てもいい。