「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の IMAX 版を観てきた。場所はいつものとしまえん。いつもと違うのは、夏休みと映画の日が重なっていたこと。これは劇場が超混みになるのでは!?と警戒して行ったのだけれど、なぜかいつも通りの空き具合だった。IMAX 版は、初日から6日間のみの上映とか、来週には「ジュラシック・ワールド」と「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」の公開があるので、そいつらにスケジュールを食われちゃったって感じなのかな。
以下、ネタバレあり
予告編などにも出てきていた「超大型巨人」は迫力があって良かったんだけど、そいつが壁を蹴り飛ばしてできた穴から出てきた「通常サイズの巨人」を見てズッコケてしまった。どうみても特殊メイクした人間でしかない。超大型巨人の期待値からのズレが激しすぎる。
原作の巨人は、一般的な人間と比べると頭身がおかしいヤツがいて、「人間っぽいけど人間ではないなにか」の感じが出ているのだけど、実写版の巨人たちは「人間っぽい特殊メイクをした人間」にしか見えなくて、奇異感が少なかった。
もちろん、あんな姿のいきものが近くにいたら怖いなという思いはあるんだけど、魂を揺さぶられるような嫌悪感みたいなものは感じなかった。初めて「巨人」に接したマンガ版のほうにインパクトを感じるのはそういうものだろうけど、この映画の超大型巨人の頑張り具合と比較してしまうと、「通常サイズの巨人」にはちょっと物足りなさを感じてしまった。
その他の原作とは違うストーリー展開にはいろいろ意見もあるようだけど、オレは、まぁ、こんなものかなという印象でそんなに嫌いではなかった。これはこれでいいんじゃないだろうか。
石原さとみのハンジは、ちょっとキレ具合が違ってる気がしたなぁ。もっとマッドな雰囲気を出してくれても良かったと思う。