網走でのキャンプ、夜中はちょっと冷えて、オレが持って行った寝袋(LOGOS スーパーコンパクトシュラフ・15)だとだいぶ限界に近かった。深夜に寒くて目が覚めて、クルマの中からバスタオルを取り出し、毛布代わりに使ってなんとか凌いだ。
メーカーの商品ページを見ると、9月の札幌だとだいぶギリギリな様子。網走だともっとキツイ状況だったのでは。。。コンパクトさだけを重視して、これにしていたんだけど、夏キャンプとかじゃないと厳しい感じだなー。
まぁ、でも、その深夜に目が覚めたおかげで、すごい星空を見ることができた。「てんとらんど」は、ちょっと高地にあり、周りには高い木が無かったので、空がとても広い。その広い空に雲ひとつ存在しない状態で星々を眺められた。
キャンプへ行くと、キレイな星空を見ることができることも多いんだけど、割と周囲が木に囲まれていたりして、ここまで広い空で見る機会がなかったので、やたら感動していた。写真も撮ってみたけど、三脚を持って行かなかったのと、バルク撮影用のレリーズ(リモートシャッター)を持って行かなかったので、うまく映らなかったのが残念。
寒いながらももうちょっと寝て起きたら、周囲は朝露でだいぶ濡れていた。芝生にはたっぷり水滴が付いているし、テントもだいぶ濡れていた。でも、天気は抜群に良かったので、乾いている路面にテントを移動して乾かしてから収納することができた。
プレ朝ごはんとして、昨日買っておいたヤマザキのランチパック、、、ではなく、ロバパンのスナックサンドを食べたあと出発。
テントなどを片付け、キャンプ場を後にし、本当の朝ごはんとして、セイコーマートに寄ってホットシェフのおにぎりを。
ベースが芝生のところにテントを張ったとはいえ、やはりちょっと身体がガチガチになったので、朝から開いている立ち寄り湯を探して、「斜里温泉 湯元館」で朝風呂。
リフレッシュした後で知床方面へ向かって、出発時間のタイミングが良かったら、観光船でも乗っちゃう?と盛り上がっていたのだけど、観光船乗り場に向かう道を間違えて通り過ぎちゃったので「まぁ、いいか」とそのまま先に向かった。
「知床自然センター」に駐車場があるので、そこにクルマを停めて、ちょっと今日この後の日程を考えるか!とか言っていたんだけど、その自然センターの手前でなんと渋滞が発生。じわじわと自然センターへ近づいていくと、駐車場の空き待ちで渋滞が発生していたのが分かった。「待つ?」「いや」と会話して、知床自然センターもスルーして先に向かった。
知床の山の中を走っていたところ、前の方で数台のクルマが停まっていて、何人か外に出て歩いているのが見えた。「事故?」と思いつつ近づいていったら、野生のキタキツネが道端を歩いており、それを観ている人たちが停まっていたのだった。
山の中を抜け、羅臼あたりで海側に出たところで、そろそろお昼の時間。「道の駅 知床・らうす」に寄って何か物色しようと思ったら、ここでも駐車待ち渋滞が見えたので、スルー。その他のお店らしいところを見つけられる、「セイコーマートでいいんじゃね?」ということで、見つかったホットシェフ付きのセイコーマートでお昼ごはん。
「ホットシェフのカツ丼が美味しい」という事前情報を貰っていたので、いまがカツ丼を食べるチャンスなのでは!という前向きな姿勢でカツ丼をゲット。
@suzuki ホットシェフのカツ丼食べました?隠れたファンが意外といるらしいですよ
— hokkai7go (@hokkai7go) 2015, 9月 20
うまい、うまいよ。これが500円程度で食べられる北海道民はずるい。
お昼ごはんを食べた後は、海側の道路を流して、野付半島のほうへ。実際に行くまで野付半島って知らなかったんだけど、こういう場所。国後島に一番近いんだとか。
天気が良くて、目視でも国後島が見えた。持って行った 300mm のレンズで写真を撮ってみると、国後島にある建造物をチラ見することができた。
拡大してみると、風車が見えた。
こちらは集合住宅なのかな。
野付半島の先っぽ、クルマで行ける限界のところまで行ってみて、当日の宿さがし。ここに来るまでに楽天トラベルで検索していたときには「釧路・スイートルーム・1泊7万円」みたいな条件の部屋しか出てこなくて難儀していた。中標津なら空港もあるし、ビジネスホテルが多いのでは?という話で、そちらに期待しても検索には出てこない。どうしようかねぇと、ググっていると、中標津町の観光協会だかの Web ページを見つけて、そこに書いてあるホテルへダメ元で電話してみることにした。
どうせなら温泉がいいなと思って、ホテル名に「温泉」が付いていた「ホテル マルエー温泉」に電話して「今日なんですけど、、、部屋は空いてますかねぇ?」と聞いたら「少々お待ち下さい……大丈夫ですよ」と一発で取れた。当日予約はネットじゃないな、電話だなって思った瞬間であった。
ホテルへ到着し、コインランドリーで洗濯をしたりしつつ周辺の地図を眺めていたら「シレトコファクトリー」が徒歩圏内にあることに気がついて、散歩がてら寄ってきた。
ここは直販もしているけど、基本は名前のとおり工場ってことだった。シレトコファクトリーでは、ジェラートもやっているそうなので、注文しようと思ったら、それはこっちではなく別の店舗で提供しているとのこと。せっかくなので、そこまで歩いて行ってみることに。
ジェラートのお店は「ジェラートシレトコ」というそうなんだけど、それを Google Maps で検索すると、先ほどの工場の位置が表示された。なんだよ、すぐ隣にあったのか、と思って、周辺をぐるりと回ってみたもののそれらしき建物は見つからない。
んー、どうなってるの?と住所を探しだしたうえで、さらに検索してみると、徒歩で10数分くらい離れたところにあるらしい。面倒くさくなったな、という気持ちと、ここまで来て!という気持ちが戦った結果、行ってみることにした。
お店は通りから少し引っ込んだところにあって、遠くから視認しにくい。あれ?こっちで合っているのかなぁという不安とともに、既に運転で疲れている足で歩いて行くとようやく発見できた。店内にはそこそこ人が入っていて、なかなか人気の様子。
オレは「北海道ミルク&野いちごジェラート」を頼んだ。
外で食べていたら、猫が近づいてきた。
顔を撮らせて貰おうとしても、あっち側を向いてしまう。
ちょっとだけ振り向いてくれた。
しばらくしたら、写真を撮ろうとするだけで、遊んでやらないオレに飽きたのか、あっちへ行ってしまった。
そして夕飯は、ホテルの併設レストランでエビフライカレー。ホテル自慢のカレーだというので期待したけど、まぁ、普通のカレー。エビフライがちょっとショボかったのが難。写真だと大きく写っている(写している)ので、立派なエビフライに見えなくはないけど。
なんかちょっとハズしたなぁと思って、何か別のもので締めたい!!と近くのセイコーマートに行って、ガラナのアイスを買って来た。
これで締め。満足。