PHPカンファレンス関西2015で「〜 PHPer だからこそ知っておきたい〜 JavaScript のテストを複数ブラウザで自動実行する話」を発表してきた。
このタイトルは「この書き方なら公募セッションの審査に通るだろ?」というところを狙って付けた若干釣りタイトル気味なもの。そうしたら、まんまと(以下略)
PHP カンファレンス関西は、今年から参加チケットが有料になった。その経緯については「勉強会(カンファレンス)を有料にするということ」が詳しいのだが、これはスタッフ側から見た感覚。
有料だった価値があったかどうかの参加者からの感覚は、これから幾つか出てくるだろうから、ここでは発表者の立場として「有料イベントで発表すること」について思ったことを書いてみようと思う。
まず準備段階。主に発表用の資料作り。オレは資料作成に時間をかけるタイプなので、だいぶ前から作り始めた。最初はいつものつもりで作っていたんだけど、ある時に「そういえば、これ、有料イベントだったわ」と意識してしまったら、「本当にこれでいいのかな?」という不安が少し芽生えた。
まぁ、無料イベントでの発表でもそういう気持ちは多かれ少なかれあるものだけど、お金を払って来てくれた人の前で話すとなると、いつもよりしっかりやらないとなぁという気持ちになった。
いったん資料ができたところで通しで見てみたら、「この発表で言いたいことってなんだっけ?」と疑問に思う構成だったので、もうちょっと手直し。結局最後の「まとめ」で無理やり言いたいことを追加した感じになってしまった。
そんなこんなで最終的に落ち着いたのが当日の朝。大阪へ早めに到着したので、カンファレンス会場近くのスタバにて完成した。
昨年の PHP カンファレンス2014では、資料は作ったものの、発表の練習をしなかったので、だいぶグダグダな発表になってしまった記憶があった。なので、今回はリベンジしたかったし、何より有料イベントなので(以下略)。
前日の夜、未完成状態でちょっと発表練習をした。当日の朝にスタバで完成した最終稿については、そのスタバでストップウォッチを見ながら小声で練習をした。時間が足りないかな?と思ったけど、割とキッチリと30分以内に収まった。
そして、本番もだいたい同じくらいのペースで話すことができ、質問の時間も取ることができた。
最後に「タイトルと内容が(釣りじゃなくて)釣り合っていたと思った人はどのくらいいますか?」と聞いたら、何人か手を挙げてくれたので、まぁ、そこそこは価値のある発表をできたんじゃないかな(自画自賛)。
ということで、「有料イベントで発表者側に特別な何かがあったか?」というと、「適度なプレッシャーがあって結果的に良かった」というところかな。
人前で発表したのはひさびさだったけど、こういうのは刺激になって良いなぁ。また機会があればアウトプットしていこう。