Evernote で別件を検索していたら3.11の震災後のメモを発見した。会社でどんな対応をしていたかをまとめたものだ。特に問題ない内容なので、今日という日に公開してみよう。
18日から一気に29日になってるのは、その間に少しずつ通常状態に復帰していったのだろうか。この期間のことは、この日記にも残っていない(書いていない)ので、分からない。
この時の「自社サービス」は、メール配信と入力フォームの機能が強くて、自分たちでも緊急用メールや安否確認フォームとして使っていた。このサービスを利用してくれているお客さまも同じような利用をする可能性があるので、「これは止められないな」と思って、震災直後でも運用とサポートの継続をするために、全員の自宅勤務体制(VPN)を急遽こしらえた。
それまでは、緊急対応用にエンジニアには VPN アカウントを用意していたので、基本的な体制は整えていたんだけど、全員が VPN 経由でアクセスしたら、すぐダメになってしまった。原因はルータの能力不足。
すぐに追加発注し、それが震災後の混乱のなかで奇跡的に素早く納品された。あの時の発注先と配送業者の対応はありがたかったし、その構築を実際に行なってくれたエンジニア仲間にも助けられた。
そうやって VPN が整った後も、オレは出社してたんだよな、確か。何かあったときのために現地(会社)にいる人がいた方がいいと思って、自転車で通っていたんだった。
あぁ、思い出してきた。
こういった対応を元に、会社として「緊急時に対応できるように、このような体制を整えておく」ということを事業継続計画に落としこむためにメモしてたんだな、確か。
痛ましい災害だったけど、その後も生きているものとしては、こういったことも前に進むために考えていこう。