仕事が忙しい時に限って Emacs の設定をいじりたくなるの法則に従って、M-x list-packages
を実行して「何か新しいパッケージ出てないかな〜?」とリストを見ていたら、unicode-emoticons
というパッケージを見つけた。
「もしかして、これって、Emacs のバッファにグラフィカルな絵文字(iOS の絵文字みたいなの)が表示できちゃうってこと!?」と思って勢い込んで調べてみたら、どうもそういうものではなかった。いちおう「☂」だとか「☃」だとかを表示させる手段はあるけれど、その多くはテキストを組み合わせた emoticon ということみたい。
このパッケージの目的は「Emacs でチャットなどをしているときに絵文字を出したい」ってことのようだ。「そういうの、IME の辞書に登録したほうが便利じゃないの?」と思ったけど、そういえば英語圏だと IME が無い(無いよね?)ので、辞書登録という概念や手法が無いのかな。
インストールは、M-x package-install
などで unicode-emoticons
を指定すればいい。M-x unicode-emoticons-mode
でマイナーモードとして起動する。起動すると言っても、中身は Emacs の略語展開の機能である abbrev 用に単語テーブルを追加しているだけだった。
すなわち、使い方は、abbrev そのもの。略語である「yay0
」を入力したところで、C-x '
(expand-abbrev
) を実行すると「٩(⁎❛ᴗ❛⁎)۶
」に展開される。
また、M-x list-abbrevs
で登録されている emoticons の一覧(というか略語展開テーブルの一覧)を見ることができる。
ちなみにこのパッケージの作者は外国人の方みたい。過去の言い方でいう「全角文字」的なものを多用した絵文字の広まりを感じて、面白いなぁ。
•_•)
( •_•)>⌐■-■
(⌐■_■)