バルト9で。朝イチの 8:30 スタートの回だけど、人の入りはそこそこ。作品としての人気があるのか、印刷数を見誤ったのかは分からないけど、既にパンフレットは売り切れだそうで、売店にはその告知のPOPが貼られていた。
楽園追放は、バルト9で他の映画を観た時にこの作品の予告編が流れて存在を知った。その時はなんか若干動きが荒かったり、ぎこちない気がしたのだけど、今日の本編ではそんな感じはあまり受けなかった。柔らかいはずのものが硬そうな動きをしていて気になったシーンが一部にあったけど、まぁでも、フルCG作品としては全体的に柔らかさがあって観やすかった作品だと思う。予告編の時点よりもどんどん改善していったんだろうね、きっと。
予告編以上の情報を意図的に入れないようにいていたので、ストーリーについては「よくある電脳系作品なんだろなー」と勝手に想像していたくらい。それ以外の要素もかなりあったし、あぁいう人間臭い概念を入れてくるとは思わなかったので、その部分は非常に面白かった。タイトルの意味はなんだろな?とか思いつつ観てたけど、途中まではなかなか意味が分からなかった。でも、ちゃんと回収していたので、その部分についてはスッキリ。
全体的には、過去のアニメ作品の集大成って感じがした。「このシーンはあの作品っぽい」という感覚を何回か味わったし、なんだろう、「王道」あるいは「オーソドックス」って感覚になるのかな。
それだからかも知れないんだけど、なんとなく「古くささ」も感じてしまった。80〜90年台のアニメが好きだった人ならそういう感覚は共有できそうな気がする。
あと、観終わった後のスタッフロールに「モーションアドバイザー: 板野一郎」の名前があった。「板野サーカス」って言葉に反応する人であれば観ても損は無さそうだよ(笑)