だいたいジャケ買い(笑) あと、帯に「リドリー・スコット監督による映画化」と書かれていたのもポイントだった。
解説によると、何もかもうまくいっている「ユートピア」に対し、悪がのさばっていたりしているダークな未来のことを「ディストピア」というらしい。で、この小説は、そのディストピアのお話。
突然、双子の兄が攫われてしまい、主人公である妹がいろいろな困難を乗り越えつつ救出に向かう、、、というストーリーで、まぁ、楽しめはした。でも、ちょっと、主人公に都合の良い動きになり過ぎているかなぁ。
ラストシーンには「なんでそうなった?」と理解できないところもあった。何かを読み飛ばしてしまったのかと思って、該当シーンを3回くらい読みなおしたけどよく分からず。翻訳し漏れ?とかも疑ってしまったんだけど、結局よく分からないままだ。
あと、これはストーリーではないけれど、登場人物の会話が括弧(「」)で区切られていないので違和感があった。狙ってこういう書き方にしているんだろうけど、慣れてないので、結局読み終えるまで微妙が違和感が続いてしまった。
この小説のジャンルとしては、ジュブナイル(とは最近言わないらしいけど)とかライトノベルに入るのかな。もうちょっと謎やら物語やらが深い方が好みなんだけど、アクション映画的な映像化はしやすそうな気もする。
それにしても「ソフトバンク文庫」なんてあるんだねぇ。全然知らなかった。