雑文発散

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2013-01-06 [長年日記]

[][PostgreSQL] PostgreSQL 日本語マニュアルの「他のバージョンの文書」インターフェイスが超便利なので紹介しておきたい

例えば、今あなたが「default_text_search_config」について調べたいとする。調べたいよね?

ということで、ググる。検索結果が出てきたので、I'm Feeling Lucky よろしく一番上に出てきたリンクをクリックするよね。するはず。
検索結果

そうすると、めでたく PostgreSQL のマニュアルが出てくる。良さそうに見える。

8.3.7 のドキュメント

が、よく見ると「8.3.7 文書」と書いてある。ここであなたは「ちょっと古いな、オレが見たいのは最新の 9.2 なんだよ!」と思ったりするはず。するよね?

こういうとき、少し前までであれば、URL の「8.3/html/textsearch-configuration.html」の部分を削って、PostgreSQL日本語ドキュメントのトップページへ移動してから、目的のバージョンのドキュメントへ行ってたりしたわけ。

だけど、ちょっと待って、右上に「他のバージョンの文書」という何かがあるよ?

こいつをクリックしてみると、あら不思議。9.2 とか 9.1 とかのリンクが出てきたよ?

8.3.7 のドキュメント(他のバージョンの文書)を展開

ここで目的のバージョンである 9.2 をクリックすると、、、

9.2.0 のドキュメント

これで、本当に調べたかった 9.2 の「default_text_search_config」に関する項目を読むことができるようになった。

この他にも「この機能、前のバージョンではどうなってたんだっけ?」とか、逆に「これ、新しいバージョンで機能追加されてなかったっけ?」みたいなときにドキュメントを読むのが超絶楽チンになった。

これは日本語マニュアル独自の考え方ではなく、オリジナルの英語ドキュメントでも同様のインターフェイスがある。ただ、英語版はニョキニョキ出てくるタイプではなく、リンクが並んでいる形。当初、日本語マニュアルについても(おそらく)英語版にならったインターフェイスだったんだけど、そこだけちょっと目立っていた感があったので、オレが「ニョキニョキがいい」と Twitter で呟いたら拾ってもらって現在の形になった(はず)。

ニョキニョキには好みがあるとは思うけど、こういった「他のバージョンと比較できるインターフェイス」は地味だけど便利。複数バージョンのドキュメントが並行に存在している場合には、この方式を採用するのはアリなんじゃないかなー。(既にやっているところもあるとは思うけど)

ということで、紹介記事を先に書いてしまったので、本来の目的である「default_text_search_config の内容について調べる」は、これからやるよ!!