たださんの「iTunes Storeで買った音楽を再リッピング」という日記を読んで、日頃から「Apple が潰れたら、iTunes Store で買った曲が聴けなくなっちゃうんだよなぁ」*1と思ってるオレとしては目からウロコ的に感じた。
iTS で販売している音楽については、これで気持ち的には少しは買いやすくなったのだけど、電子書籍についても「◯◯が潰れたら読めなくなっちゃうじゃん!」と思っているので、こちらもなかなか手を出しにくい。年月が経つにつれ、情報が古くなってしまうような雑誌であれば、読めなくなっても良いような気がするのだけど、好きな作家の本とかは「いつかまた読み返したい」と思うかも知れないので電子書籍で買いにくいのだ。
特に今のような電子書籍プラットフォーム乱立の時代においては、いろいろな理由によって「やっぱや〜めた!」と言い出す事業者が必ずいると思う。そして、その事業者が独自のDRMを利用していた場合、どこかのタイミングでその電子書籍にアクセスできなくなってしまうかも知れない。その時に購入し直せば良いのかも知れないけど、別のプラットフォームで売っているとは限らないし、紙の本が見つかるとも限らない。
「かも知れない」「限らない」とか、悲観的な予測ばかりで、ちょっとヤな感じではあるのだけど、どうにも気になっちゃうんだよね。もしかすると、レーザーディスクのソフト資産が悲しいことになった経験を持つ*2から、人一倍その感覚が強いのかも。
ということで、何が言いたかったのかを整理すると、一度購入した電子書籍は、どのプラットフォームでも読めるような世界になって欲しいということ。DRMナシだと楽でいいけど、大人の事情によってDRMを付けるなら共通化とか相互変換とかするなりして互換性を維持して欲しい。こんな意見はあらゆるところで出ていると思うけど。
あと、例のたださんの話で思ったのは、電子書籍に印刷機能が付けば、それである程度は解決するかなってこと。一度印刷したものをスキャンしてPDFにしちゃえば、プラットフォームを問わない電子書籍の出来上がり。
ということで、各電子書籍プラットフォームは、印刷機能を備えると良いと思うよ!!!
ついでに、現状をちょっとだけ調べた限りだと、こんな感じ。
FujisanReader で全ページ一括印刷ができるようになれば、理想(?)に近いかな。ただ、まぁ、ここら辺を面倒くさくしているところが、彼らのポイントなんだろうと思う。