マイコミジャーナルに「社員を大切にしてますか - ワークライフバランス認証制度が11月にスタート」なんて記事が上がっていた。オレが「ワークライフバランス」という言葉を知ったのは比較的最近なのだが、要するに「仕事と私生活のどちらかに偏った生活はヤバイのでなんとかしようね」的な考え方と思っていいんじゃないかな。
で、この「ワークライフバランス」を考慮した事業運営をしている企業に対し、21世紀職業財団が認定マークを発行しましょうということらしい。このマークを認定してもらうには、「くるみんマーク」を事前に取得しておかなければならないそうだ。「くるみんマーク」は子育ての支援を行っている企業に対して、厚生労働省が発行するもので、男性の育児休暇実績がないと発行してくれないそうだ。
こんな「○○マーク」的制度が増えているのは、プライバシーマークの成功*1があるのかも。
プライバシーマークのような認証取得のためには、認定団体に対し安くはない審査費用を支払って、認定に値するかどうかを審査して貰わなければならない。認定団体には認定団体の苦労があるのかも知れないけど、基本的にはルールにマッチしているかどうかを調査してOKなのかNGなのかを判定しているだけ。これは、かなりローリスク・ハイリターンな事業ではないかと思う。
「ワークライフバランス認証」もその辺りの美味しさを味わう為に考えられたのではないか?と思ってしまうのだが、これは穿った見かたなのかなぁ?
ただ、プライバシーマークは「プライバシーマーク取得もしくはそれと同等以上の個人情報保護対策が行われている企業との取引に限定しましょう」といったルールを作らざるを得なくすることにより、その認証取得数を大きく伸ばして来た。「ワークライフバランス認証」には、そういった伝染性が無さそうなので、取得数が増えるかどうか疑問が残る。
*1 取得企業数の増加という点に関しての成功。制度としての有効性は無視している。
何が凄いって、Amazon でモーニング ツーが買えるってこと!、、、
じゃなくて、第1回モーニング国際新人漫画賞で大賞を受賞した「Kage no Matsuri(影の祭) / bikkuri + rem」が凄い。セリフがないサイレント作品なんだけど、その分(?)絵がうまくてビックリ。表紙のカラーイラストもこの作者によるものなんだけど、なんかオレのイメージするアメリカ人が描く絵じゃないぞ!
掲載作品のストーリーについては、日本人にとっては割とありがちかなぁと思えてしまうのだが、魅せるなぁ、この絵は。オレは好きだぞ!
【追記】「不思議な少年 / 山下和美」も凄い。もともとクオリティが高い人だけど、今回の作品は偉く良いなぁ。前回掲載されていた前編ではそんなに思い入れはなかったけど、後編でなんかグッと来たよ。ラストの絵がまたイイ。良すぎて泣けて来た。