マンガ版は2巻くらいまで読んだはずだけど、アニメ版は初めて見た。だんだん盛り上がってきてはいるものの、この作品、あんまり一般受けしそうにないなぁ。ロボットと日本芸能(能)の組み合わせって斬新なんだろうけど、子供にはちょっと辛そう。大きなお友達にしても、とっつき悪いような気がするね。
外国の描くサムライ映画だなんて言うと「勘違いニッポン」になってるんじゃないか?と思っていた。でも、1カ所気になった点があったくらいで、ほとんど違和感はなかった。「キルビル」があえて「勘違いニッポン」を描いているのと好対照と言えるかな。
この映画で表現されている「武士道」は心の中で静かに燃えている炎のようなモノ。静かにではあるが、それは決して消えない。一方、僕が勝手にイメージしていたのは熱く燃え盛る炎。ここがズレてしまっていたので、割と淡々と観てしまった。
全体的には良くできてるので、観ておいて損は無いと思う。が、やはり「東京ゴッドファーザーズ」がここ最近ではイチオシ。