雑文発散

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過去の日記

2014-10-18 [長年日記]

[Emacs][Mac] OS X Yosemite (10.10) に Emacs HEAD (25.0) をインストールした

OS X Yosemite へのアップグレードが公開されたので、メインマシンである MacBook Air 13" (Mid 2012) へインストールした。

Public Beta の時にサブマシンへインストールしていたのもあって、Yosemite そのものに大きな驚きは無かった。Beta の時に iTunes が起動しなくなってしまったので、ちょっと心配していたけど、特に問題なく起動できたのでその懸念点も解消した。

OS のアップグレードを機会に Homebrew 環境も整理したのだけど、以前に行なった「Emacs HEAD (24.4) に inline patch を当ててビルドしてみた」の方法だと、Emacs HEAD のコンパイルに失敗するようになっていた。

調べてみたら configure.ac のパッチ当てで失敗していたので、その部分を直してコンパイルが通るようにしてみた。

更にこいつを Homebrew の自作 Formula に取り込んだ。

Homebrew には、本家以外の Formula を使うための tap という機能があるので、そいつを使って上記のリポジトリを登録(tap)してからインストールを実行する。

brew install の後ろが suzuki/emacs/emacs になっているのは間違っているわけではなく、本家のリポジトリと同じ Formula 名を使う場合の TIPS (?) みたいなヤツだそうだ(この辺は自信なし)。

% brew tap suzuki/emacs
% brew install suzuki/emacs/emacs --cocoa --srgb --use-git-head --HEAD --verbose

これで Emacs HEAD がコンパイルできた。M-x emacs-version でバージョン表記を見ると、Emacs 25.0.50.1 と出てきた。Emacs 24.4 がリリースプロセスに入ったみたいなので、HEAD のバージョンは 25.0 になったのかな。

Emacs 25.0 on OS X 10.10 Yosemite

で、こいつを起動したら、init-loader が無いよ、というエラーが出た。ん?なんだろ?と思ったら、バージョンが変わったことによって、これまで Cask でインストールしていた 24.4 用のパッケージは使われず、新たに 25.5 用のパッケージを再インストールしてやる必要があった。

こちらは、Cask ファイルがあるところで cask install を実行するだけで済んだ。

% cd ~/.emacs.d
% cask install

これは本当に Cask にしておいて良かった案件だなぁ。

で、肝心の inline-patch の動作なんだけど、、、なんとなく動いているけど、全ては動いていないような状態。

例えば、(mac-get-cursor-type)(mac-get-cursor-color) などはうまく動いているようだ。

(mac-get-cursor-type)
box
(mac-get-cursor-color)
"blue"

でも、(mac-toggle-input-method)nil が返ってくるだけで、動作はしていないように見える。

(mac-toggle-input-method)
nil

ここの修正を追っていくのはちょっと難儀だなー。分からないところが多すぎる。

日本語モード・英語モードでカーソルの色を変える機能などの「自分が欲しい機能」はだいたい動いているので、個人的には今のところこれで満足してしまっている。