雑文発散

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過去の日記

2016-11-03 [長年日記]

[PHP][Crowi] PHPカンファレンス2016で、Nodeで書かれたWikiである「Crowi」についての発表をしてきた

巨大不明生物が蒲田駅付近に上陸したころに、京急蒲田駅前の会場で開催中であった「PHPカンファレンス2016」に参加してきた。

スタッフとして参加したことは何度もあるけど、発表者として参加するのは今回が初めて。しかも、PHP カンファレンスだけど Node.js 製のプロダクトである「Crowi」の話をしてきた。

いつものように(?)PHP からは少し斜めにズレた発表をする予定だったので、この話を聴きたいと思う人の期待値と発表内容とに差異が少なくなるように、応募時のトーク概要に「この発表の対象者イメージ」などを記載しておいた。

  • この発表の対象者イメージ
    • PHP は分かる
    • JavaScript (jQuery) は分かる
    • Node.js は知っているがあまり分からない
    • Crowi に興味がある
    • Crowi を改造してみたい
  • この発表を聞いたにどうなるかのイメージ
    • Crowi のソースコードを読んで 魔改造を改良をする第一歩が踏み出せる

ただ、今年の PHP カンファレンスのタイムテーブルは、講演内容のタイトルのみの掲載だったため、上記の「対象者イメージ」が参加者に伝わらない状態であった。(その後、「PHPカンファレンス2016 聴くトークの選び方」を通じて、公開された)

このミスマッチの有無が気になっていたのと、時間が足りなさそうな気配を感じていたのとで、だいぶテンパっている状態で発表をスタートした。

まず「Crowi を知っているか?」と参加者に聞いたところ、手を挙げたのは数名。ほとんど Crowi を知らない人たちだった。ここで「Crowi に興味がある / Crowi を改造してみたい」という参加者像が崩れて焦り始める。念のため Crowi そのものの説明をもう少ししっかり用意しておくべきだったなぁ。時間的な焦りもあって、割とあっさりした紹介だけしかできなかった。魅力をうまく伝えられてない気がする。

そのちょっとした説明の後には、すぐに「○○をしたい時には、どこのコードを見ればいいか」的な話になる。ここで「この話、聴いても面白くないんじゃないか?」的な考えが頭をよぎってしまい、さらに焦っていた。

会場を見回していても、リアクションしてくれている人が数名いるだけで、他の人たちの表情を見ても満足しているのか不満なのか、いまひとつ掴めずにいた。うまく伝わってなさそうなら、同じことをちょっと別の言い方で繰り返したりすることもあるんだけど、「時間が足りないかも」な気持ちもあって、割とスライドにあることを淡々と説明する形式に陥ってしまった。

その後、スライド数枚の説明をすっ飛ばして、なんとか時間内に発表終了。

ということで、自分の中では、あまりうまく発表できていないという評価なのだけど、聴いていただいた方はどうだったのだろう。期待値とズレっぱなしだったら申し訳なかった。

自分の発表の後は、会場に遊びに来ていた元同僚の子供(1歳)に遊んでもらっていた。オレの PHP カンファレンス 2016 の時間の半分は、この子と遊んでいた思い出である。