この日記では何度か書いている気がするけど、オレは OmniGraffle が好きだ。
今日も今日とて、あるシステムの全体構成を把握したくて、レクチャーを受けた後で作図作業をしていた。今回は構成図だったけれども、他にもソースコードの解析時にも使っている。このメソッドがここから呼ばれて、その先でこれがこうなってあーなって、、、という流れを追うために図を作ったりする。
コードを追うときの作図するのは、記憶が危ういからだ。2つ3つくらいの流れなら大丈夫だけど、そこから更に増えてくると「あれ、さっきのなんだっけ?」という状態になってしまう。
つい最近、「歳を取ってもエンジニアを続けられるのか」という記事を読んだところ、「加齢により失われる記憶力」の部分に次のようなことが書いてあった。
ただ、幸いなのは単純記憶というのは機械に肩代わりさせることが容易だという点である。
今はさまざまなツールが発達している。単にURLを自分宛にメールで送っておくのでもよいし(Gmailは、未読メールが既読メールを押しのけて上にせり上がってくるので便利。他のメーラーを使っている場合は届いたメールに☆を付けるなどしておく。さもないとそのまますぐに埋もれて忘れてしまう)、Pocketのようなサービスを使うのでもよい。
オレの作図作業はこの「機械に肩代わりさせる」ことに当たる気がしている。
OmniGraffle で描いた図は、たいていの場合、社内の Wiki にも書き出している。これも先ほどの記事にある下記の要件に沿った行動だ。
注意点として普段使っているツールを使うことだ。意気込んで新しいツールを使おうとしないこと。まず間違いなくそのツールを使い始めたこと自体を忘れてしまうからだ。筆者の場合は長期保存しておきたい内容は、Dropboxの決まったディレクトリにEmacsのorg-modeでメモを残し、短期でよいもの(待ち合わせ日時、場所など)は自分宛にメールするかカレンダーに登録するようにしている。
この「普段使っているツール」がすなわち社内の Wiki なのであった。
ここまではオレのためのオレによる行動なのだけど、Wiki に書いているというのは「そのうち同じところを通ることになるかもしれない誰かの役に立つかもしれない」という意味もちょっとだけ入っている。ちょっとね。
まとまらないけど、日記だからいいやこれで。