雑文発散

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過去の日記

2016-05-03 [長年日記]

[] 富士ふもとっぱらキャンプ #1

昨日、台湾から帰国して、今日は朝イチで富士山に向かった。ゴールデンウィーク中間の3連休の初日だったので、道路が激混み。首都高の山手トンネルに入って、すぐ次の出口で降りた。そのままずっと下道で富士山を目指した。

できるだけ渋滞を避けたくて、カーナビが「渋滞考慮オートリルートをしました。新しいルートを利用しますか?」と言うたびに、YES と答えて移動した。ただ、そのおかげで「あれ、これぐるっと回ってね?」ということもあったけど、ほとんど渋滞にはハマらずに移動できていた。

途中、富士吉田あたりでお昼ごはん。ここら辺でなんかないかな?と探してみたところが「手打ちうどん 石井」。「肉わかめつけうどん」を頼んだ。

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このうどんは、コシがあるというより、硬いという印象。吉田うどんは、だいたいこんな感じなんだけど、讃岐うどんのようなモッチリとした感じではなく、ひたすら硬い。これはこれで美味しいけど、どちらかというと讃岐のほうがいいな、オレは。

昼食後、河口湖の近くになったら、、、渋滞にハマってしまった。普段なら2〜30分くらいで移動できそうなところを90分とかかかってたんじゃないかなぁ。ゴールデンウィークには富士山へ近づいちゃならねーんだよと、過去に思ったことがあった気もするんだけど、見事にひどいことになっていた。

ノロノロ運転にだいぶ飽きたところで、ようやく抜けられて、ふもとっぱらキャンプ場へ。

ここへは3月にも来ていて、その時と比べれば気温も暖かくて心地良かった。でも、風だけが強くて、焚き火の炎が横に伸びていた。

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昨日までの疲れと、渋滞での運転の疲れが重なり、さらにテントを張ったりしていたら、だいぶ調子が悪くなって、ろくに夕飯も食べずに寝てしまったのだけど、、、そこから更に辛い体験があった。

この日は、夜から雨だという予報を聞いていたので、覚悟はしていた。でも、夜中に誰かに体を揺すられて目が覚めるとは思っていなかったのであった。

「何だよ、誰だよ、起こすのは」と寝ぼけながら、だんだん意識がはっきりしてくると、聞こえてくるのはテントを叩く雨の音。それも強力に叩いてくる。更に風がすごくて、テントのシートが内側にたわんでくる。そう、「誰かに体を揺すられた」のではなく、「風でたわんだテントのシートに体を揺すられた」のが正しかったのだ。

「えっ、なに!?」と、まだ状況がうまく掴めずにいると、今度はテントのポールがオレを押してくる。「えええっ」と慌ててライトをつけると、テントの中に霧状の水滴が舞っていた。どうやらテントのシートの細かい目をすり抜けて、雨水が入り込んで来ていたようなのだ。

起き上がろうとして、テントの床面に手を着くと、そこも濡れていた。ライトを当ててよく見ると、出入口のジッパーの隙間あたりから水が入ってきているようだった。

時計を見てみると、午前2時すぎくらい。雨・風は止む気配がなく、このまま朝までいたら水没する!?と恐怖にかられて、結果、オレはクルマに逃げた。

普段から「いずれパンダで車中泊をやってみようかな?」とか「でも、狭くて無理かな?」とか自問自答していたのだけど、突然実施することになってしまった。

助手席側を利用したけど、全力で倒してもフルフラットにはならないシート。更に前席と後席の間のピラー部が内側に少し出っ張っているので、身体がデカいオレだとすごく窮屈だった。寝返り的なものをするには、身体ごと真横に向くしかないのだけど、フルフラットじゃないので、その体制は維持できない。横に向いた時に腰の部分がシートから浮く感じになってしまい、なかなか寝ることが難しい。

それでもウトウトしてきたので、何とか寝ることには成功したんだけど、快適とは言い難く、パンダでの車中泊はちょっとやっぱり難しいなという結論に至った。もしやるにしても何らかの工夫をちょっと頑張る必要があるなー。

ちなみに、パンダの中にいたときも、強い風雨で、クルマが揺れてたよ。こっちはテント内ほど恐怖を感じなかったけど。