Pebble Time のファームウェア 3.2 と、それに対応する SDK 3.2 がリリースされた。
まずはファームウェアの変更点。基本的には「いろいろ設定できるようになったよ!」的なリリースの模様。設定できるようになったのはこのあたり。
通知のフォントサイズを Smaller にすると、Pebble Time のちっこい画面の情報量が増えるので良さげだな。あとバックライトも今までは「ちょっと短いかな?」と思っていたので、デフォルトの3秒から5秒あたりにしても良いかもしれない。好みで選択できるようになったのは良いね。
それから、SDK での変更点でオレが気になったのところをピックアップ。
ひとつめのエミュレータ同時起動は地味に便利。今までアプリは Aplite と Basalt の両対応をしていてもエミュレータの起動はどちらかひとつのプラットフォームしか立ち上げられなかった。ちょっと変更してのテストを繰り返していると、あっちを起動してこっちを起動してみたいな繰り返しになってしまって面倒だったのだけど、それが解消されそう。
スクリーンショットの色補正というのは、Pebble Time が64色のプラットフォームなので、それに合わせてってことなのかな?
ちょっと試してみようと思って、brew upgrade pebble-sdk
を実行したんだけど、なんかエラーが出る。
==> python setup.py install --prefix=/usr/local/Cellar/pebble-sdk/3.2/libexec
File "/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/Extras/lib/python/pkg_resources.py", line 1317, in get_metadata
return self._get(self._fn(self.egg_info,name))
File "/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/Extras/lib/python/pkg_resources.py", line 1381, in _get
return self.loader.get_data(path)
zipimport.ZipImportError: bad local file header in /usr/local/Cellar/pebble-sdk/3.2/libexec/lib/python2.7/site-packages/pyasn1_modules-0.0.5-py2.7.egg
ぐぬぬ、なんだろう?と思ったら、なんか Issue が上がっているみたい。
この中に回避方法が紹介されていた。元のコメントでは install
になっていたけど upgrade
に変えて実行してみた。
% brew upgrade -vd pebble-sdk
エラーが出たところで選択項目が出てくるので、「4. irb」を選択して、すぐに exit
してしまえばいいようだ。upgrade
を実行してみると、やっぱりエラーが出た。
Installed /usr/local/Cellar/pebble-sdk/3.2/libexec/lib/python2.7/site-packages/pyasn1_modules-0.0.5-py2.7.egg
Processing dependencies for pyasn1-modules==0.0.5
Traceback (most recent call last):
File "setup.py", line 89, in <module>
setup(**params)
File "/System/Library/Frameworks/Python.framework/Versions/2.7/lib/python2.7/distutils/core.py", line 152, in setup
[snip]
zipimport.ZipImportError: bad local file header in /usr/local/Cellar/pebble-sdk/3.2/libexec/lib/python2.7/site-packages/pyasn1_modules-0.0.5-py2.7.egg
/usr/local/Library/Homebrew/debrew.rb:11:in `raise'
BuildError: Failed executing: python setup.py install --prefix=/usr/local/Cellar/pebble-sdk/3.2/libexec
1. raise
2. ignore
3. backtrace
4. irb
5. shell
Choose an action: 4
When you exit this IRB session, execution will continue.
irb(pebble-sdk):001:0> exit
指示通りに「4」で「exit」したらビルドが成功した!!
==> Summary
/usr/local/Cellar/pebble-sdk/3.2: 1713 files, 130M, built in 3.9 minutes
これで Pebble SDK 3.2 が入ったので、さっきから気になっているスクリーンショットを撮ってみる。
% pebble screenshot
SDK 3.1 と 3.2 の比較をしてみるとだいぶ違うのが分かるし、Pebble Time 実機の色に近いのは 3.2 のほうだということも分かる。
Pebble SDK 3.1 でのスクリーンショット | Pebble SDK 3.2 でのスクリーンショット |
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これで正しい色が分かるし、いろいろと良い方向に進んでいるねー。