第8回elasticsearch勉強会へ参加してきた。また実況ツイートをしていたので、#elasticsearchjp の検索結果を貼っておく(正確には @suzuki も検索語に入れている)。
ひとつめの「Elasticsearch導入チェックリスト?」は書籍「高速スケーラブル検索エンジン ElasticSearch Server」や Elasticseach の公式ドキュメントを読みあさっていたオレは知っていたことも多かった。それでも「Java のバージョンによっては、Java 側のバグによりデータが消える可能性が」的な生臭い(?)情報を得られたのは良かった。いまどきは最新バージョンを追いかけ続ける戦略じゃないと生きていけないよね。
ふたつめの「Elasticsearch クエリとスキーマ定義のすごい細かい話」は、全社的に導入している Elasticsearch に対して、各部門からいろいろと要望を受けているけど、柔軟に対応できているよ、という内容だった。こういう「実運用に入ってからの変更」についての話題は貴重なんじゃないかな。まだオレなんかは壊れても良い自分だけが使うデータでちょいちょいやっているレベルなので、止められないけど要望にも応えたい的なシチュエーションでがんばっている人の話は面白い。いまのオレのレベルだと、しばらくはこういう対応は出なさそうだけど、「変更にも柔軟に対応可能」ということは覚えておきたい。
みっつめの「ElasticsearchとKibanaで実現する、30億req/dayのリアルタイム分析」は、大規模な事例の発表。以前は分析にも Elasticsearch を活用されてたということだけど、いまは Redshift + Tableau に移行したんだとか。いいなー、Redshift も触ってみたいなぁ。現在の ES の活用分野は Kibana を組み合わせたリアルタイムダッシュボードだそうだ。広告分野での各種指標をリアルタイム表示し、例えばデプロイ直後の変化の状況を監視するなども実施しているとか。場合によっては Zabbix での異常検知よりも先に「嫌な予感がする」的なことを Kibana のグラフから察知したこともあるそうだ。
もうこういう時代なんだよな。「昨日のデータを集計してグラフ表示します」ってのでは遅いと思われる世の中になったんだよ。必ずしも正確な値で無くとも良いので、リアルタイムな暫定値は常に確認できるようにしないと。
最後の「はてなのメディア面を支えるElasticsearch」は、はてなブックマークの話。はてブの裏側で Elasticsearch が使われるようになり、更に ES をバージョンアップしたことで新機能「トピック機能」が実現できたという話。また、社内用に検索用ダッシュボードを用意して、編集さんなど、エンジニアではない人でもブクマ検索がしやすいようにしているとのこと。複雑な絞り込み条件でも検索できるようにしているそうで、Elasticsearch のクエリが数十KBになるケースもあるそうだ。それでも結果を出してくる Elasticsearch はすごい、という話。
いろいろと楽しそうな話は聞けた。最近ほとんど Elasticsearch を触ってないんだけど、プロダクトレベルとかでがっつりいじってみたいなぁと思わせてくれる、よい勉強会だった。