Vimeo には、自分がアップロードした映像がどのくらい再生されたか等の情報を閲覧する「Stats」という機能がある。この「Stats」を使って、オレのアカウントにおける2012年のランキングをまとめてみた。
Stats にはいくつかのランキング機能があるんだけど、その中で下記にまとめたのは「Most Loaded Videos」(もっともロードされたビデオ)と「Most Played Videos」(もっとも再生されたビデオ)のみ。「ロード」とは該当のビデオにアクセスされた回数で、「再生」はビデオのプレイボタンが押された回数という解釈。正確な説明は、Vimeo の FAQ「What is the difference between a load and a play?」を参照して欲しい。
では、まず「Most Loaded Videos」から。計測期間は2012年1月1日から12月29日まで。タイトルの後ろにある数字はアクセスされた実数。
札幌Ruby会議2012とLL Decadeが中心になっている中で、PHPカンファレンス北海道2012での WordPress 関係のビデオがダントツのトップを獲得。なんと、2位の4倍近くのアクセス数を稼いでいた。
どこからアクセスされたかの詳細が分からないのだけど、これだけの差が出るのはコミュニティベースの大きさの違い、、、なんだろうか。
一方で、このランキングに出てきている各イベントの開催時期にも注目しておきたい。PHPカンファレンス北海道2012は4月、LL Decade は8月、札幌Ruby会議2012は9月に開催している。最後発(9月)なのにこれだけのアクセス数を稼いでいる札幌Ruby会議2012の爆発力という点も見逃せない。また、この数字だけでは見えないのだが、他の情報を合わせると、札幌Ruby会議2012のビデオには、海外からのアクセスも多いのも分かる。このインターナショナルな感じも Ruby 系イベントの特徴だ。
では、続いて「Most Played Videos」のランキング。こちらも同じく計測期間は2012年1月1日から12月29日まで。タイトルの後ろの数字が再生された実数なのも同じ。
再生回数においては、札幌Ruby会議2012におけるまつもとさんの基調講演が、2位とは4倍以上の差を付けてのトップ。「まつもとさんが何かをしゃべる!」ということに関してのワールドワイドからの関心が強いことがうかがえる結果に。
4位には、昨年のイベントである LL Planetsでの Node.js に関するビデオが入ってきた。これはちょっと珍しい傾向。通常はイベント直後(正確にはアップロード直後)にアクセスが集中して、後は緩やかな状態(いわゆるロングテール的)になるのが常なんだけど、これだけ上位に出てくるところから、Node.js への注目が継続しているということなのかも知れない。
5位には、今年の3月に開催されたCakePHP勉強会 2012春 @東京のビデオがランクイン。この中では唯一の「勉強会」ビデオで、他はカンファレンス系イベントのビデオなので、ちょっと異質ではあるが、「Viewの継承」についての注目度が高いのだろう。
6位には、PHPカンファレンス北海道2012から、徳丸さんの講演。いまや Web アプリ業界でのデファクト・スタンダードとなっている徳丸本(体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方)に「載っていない」話として注目を集めたのだろう。
まとめ。
2012年の KaigiFreaks として、オレが担当させて貰ったイベントは、ランキングにも反映されているけど下記の通り(のはず)。
賢明な読者(?)ならお分かりの通り、PHPMatsuri のビデオがひとつも出てきていない。これはアクセス数・再生数ともに低かった、、、というわけではなく、単にオレの怠慢で、まだ Vimeo へアップしていないからランキングに出てこないというオチ。
10月には引越もしたりして、いろいろとあれこれが、いや、もう、ホント、すみません、すみません。。。ちなみにこれを書いている裏で、ウチの iMac ちゃんが一所懸命にエンコーディングしてるので、ぁぅぁぅ。。。
ということで(無理矢理)、今年の Vimeo のふりかえりはこれにて終了っ!