「群衆の叡智サミット2007」は、『「みんなの意見」は案外正しい』という本で言及されていた「群衆の叡智」について語ろうというイベント。
件の本は読んだ事が無かったし、「群衆の叡智」という言葉も?な状態だったが、okdtさんが主催するなら、なんか面白いに違いない!とばかりに参加登録したのであった。
さすがに基礎知識がないと面白くないだろうと思って、件の本を昨日までに読み終えたという訳だ。
セッション1では NEC における社内 SNS での事例が参考になった。さすがにグループ全体で15万人もいる会社だと、社内 SNS もかなり意義があるようだし、これだけいると「群衆の叡智」的な意見もまとめられるようで、なんだかうらやましい。自社で数十名、グループ全体でも数百名の社内 SNS とは規模も質も違うってことだなぁ。。。
セッション2では、OSS は群衆の叡智なのか?という点の議論だったのだが、OSS 界のバックグラウンドについてはそれなりの知識を持っているので、安心して聞けたセッションだった。群衆の叡智かどうかというよりも、OSS の普及には、そのソフトウェアの品質維持の責任と体制をしっかり取ることが大切なのだなぁと考えさせられた。
セッション3では、「予測市場」についての考察。「予測市場」も例の本を読むまで、全く知らなかった言葉だったのだが、これは面白いものだな。まだまだ研究段階のようではあるが、IBM や Microsoft では実際に使っているとのこと。もうちょっと勉強してみたい分野だ。
と、思っていたら、日本初の総合予測市場サイト「Prediction.jp」が本日オープンとのこと。勉強がてら会員登録してみよう。