世間では SaaS が流行ってる(よね?)訳だが、それ以前からあった ASP というモノと何が違うのか?というと、結構曖昧なのが現状であろう。
両者とも「ローカルのPCやサーバへのインストールは不要ですよ。ブラウザ等でアクセスして貰うだけで、ソフトウェア(サービス)を利用できますよ」というのが売りなところは変わらない。差異があるとすれば、SaaS と呼ばれるものは他サービスとの連携が可能で、ASP はそのサービス単独で閉じていると言ったものではないか?とオレの中では認識している。
そんな中、Think ITで『グループウェア「サイボウズ Office」をSaaSで使う』を見て、サイボウズ Office が SaaS 分野の新製品でも出したのか?と思ったら、何の事はない、以前から提供されていた「サイボウズ Office 6 for ASP」の話しであった。
確かに「Software as a Service」での提供ではあるので、間違ったタイトルとは言えないだろう。だけど、サービス名には思いっきり「ASP」と書いてあるのだ。これを見ると「ASP という名称はイマイチ廃れたので、流行ってる SaaS と呼び換えてみました!」みたいな意図を感じてしまって、ちょっと似たような業界にいるオレは、なんだか恥ずかしく感じてしまった。
ま、オレのとこもそういう見せ方をするかも知れないので、あまり大きな事は言えないのだが(笑)