GTDをやり始めた当初、フローに従って、一週間以上先にやるつもりタスクを「いつかやる/多分やる」リストに、一週間以内だけどちょっと複雑なタスクは「プロジェクト」に、一週間以内にやらなければならないタスクを「次にとるべきアクション」に分類していた。
最近は、そこに「今日やること」を追加して次の4つのリストにして、check*padで管理していた。
会社から帰る前に、「次にとるべきアクション」の中から「明日はコレをやろう」と考えた項目を「今日やること」に移動。翌日は「今日やること」にあるタスクをひたすらこなし、リストを空にする。この方式のメリットは「リストを空にできた!」というヨロコビを感じる回数が増えることだ。
もっとも、実際の運用の中では、「今日やること」が終わらずに翌日に持ち越しというパターンも多かった。一日分に入れるタスクの分量に間違いが多いのかと考え、各タスクに、次のように作業想定時間を記入していた。
この時間の合計が6時間とか7時間で収まるようにすれば、1日がうまく終わるに違いないという考えだ。これを実施していたところ、結果はともかく「計画してるぜ!」って気分になれるので、なかなか良い。
で、今回、Remember The Milkに移行したのは、この辺りの考え方もシステムに取り込まれていたためだ。各タスクには「予測時間」というプロパティがあり、ここに「1h」だとか「0.5h」とか書いておくと、そのリスト内の合計予測時間を合計してくれる。たったそれだけだけど、1日分の作業量計算をする場合には非常に便利だ。
また、RTMでは、リスト名を見直して、次のようにした。
1はそのままで、2は「次にやるべきアクション」、3は「いつかやる/多分やる」をそれぞれ改名したもの。4は新設し、相手に依頼したものの返答待ちなどに使ってみている。「プロジェクト」はあまり使っていない(使えていない)ので無くしてしまった。この変更は今日実施したので、ここからしばらく運用して違和感がなければそのまま続けようと思っている。
こういった「今日のリストを作る」とか「予想時間を利用する」といった考え方は「 エンジニアのための時間管理術」からもヒントを得ている。この本は、GTDに特化している訳ではないけれど、GTD的な考えが入っており、今のオレには丁度合っていた。
GTD的なものの他には、「時間の浪費」「自動化」などの章が参考になった。あとmakeコマンドを利用したシステム管理の方法が面白かった。
O'Reillyの書籍紹介ページで、サンプルのPDFも公開されているので、興味があれば参考にどうぞ。エンジニアなら読んでみて損はないと思う。