劇場で観なくてもいいかなと思っていたのだけど、都合の良い時間の回が空いていたので観て来た。場所は新宿ピカデリー。
上映が開始されてまず思ったのが「練馬じゃねぇ」ということ。主人公たちの年齢が中学生から高校生に変更されているというのは事前に知っていたんだけど、まさか場所まで変わっているとは。まぁ、たぶん、練馬より江ノ島周辺のほうが絵になるんだよねぇ、きっと。
原作の全11巻の物語を2時間ちょいに詰め込むのは、ちょっと無理があったかもねぇ。公生とかをりの関係が深まっていく様子が見えきれないまま後半に入ってしまった感があった。もったいない。
原作の要素は取り入れられていて、悪くはないなと思うものの、ちょっと物足りないかなぁ。「ちはやふる」みたいに前編後編に分けられれば良かったのかもとも思ったけど、「四月は君の嘘」は全11巻でひとつのエピソードという印象もあって、分割は厳しいかも。1回に詰め込むしか方法はなかったのかもな。
「君の名は。」で思ったような「数回観ると、よりじわじわくる映画」かと言うと、そうでもないかな。
原作好きなら観ても良いけど、観なくても良い。原作を知らないなら、、、感情移入の度合いが少し少ないかも知れない。
でも、まぁ、周りの観客(中高生くらいの女の子同士で観に来ている人たちが多かった)は、だいぶ泣いてる子がいたので、おっさんにはグッと来なくても、そういう世代にはグッとくるのかも。