場所は新宿ピカデリー。「映画」ではないので、一部の劇場でしか上映していない。オレの行動範囲だとここが最寄り。まぁ、いつもの付近だ。
ピカデリーの経営元である松竹が120周年とのことで、本編上映前に片岡愛之助による劇場紹介や映画紹介の映像が流れたのだけど、、、なんか口唇の動きと音声(リップシンク)がズレていて気持ちが悪かった。「120周年」なんて、それなりに頑張っちゃうようなタイミングの特別映像がこれでいいの?って思ったよ。映像でメシを食っている会社の仕事じゃないよなぁ。
そんな気持ちのなかで「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅱ」の本編が始まった。
今回は「哀しみのアルテイシア」というサブタイトルが付いているので、アルテイシアが悲しむところがメインになるんだろうけど、なんかいまひとつ「悲しみ」がこっちにやってこなかったな。まぁ、マンガ版でストーリーを知っちゃっているから、「この先はこうなる」ってのが分かっているのがいけないのだろうけど。
あとは、ちょっと「えっ、ここで終わり?」感が強かった。物語の区切りとしては、絵になるひとつの良いシーンではあるのだろうけど、なんだかアッサリ終わっちゃった気分。
ガンダムならではのアクションシーンもあるにはあったけど、そこもアッサリしていたし、決まった尺のなかへの物語の詰め込み方とそれぞれの抑揚がいまひとつはっきりしておらず、淡々と進んでサックリと終わってしまった感覚を得た。
今回の作品は、以降の話のバックグラウンドを理解するための説明回なのかもしれない。そうであれば淡々と進むところがあっても仕方ないのかも知れないけど、個人的な満足度は低かった。
あ、でも、ハモンさんは良かったよ、ハモンさんは。