Apple 純正の Wireless Mouse は1ボタンでスクロールホイールはない。やっぱり2ボタンとスクロールホイールは欲しいなと思って、MacMice の「The Mouse BT」に目を付けていたところに、MJSOFT 自由が丘店の移転記念セールが。通常、10920円(税込)のところ、8820円(税込)だというので、早速行ってホワイトモデルを買ってきた。
左が Apple Wireless Mouse で、右が The Mouse BTだ。上面から見たサイズはほぼ同じ。Apple のは全体がホワイトの素材なのに対し、Mouse BT は、ホワイト素材の上に、透明なカバーがかかっている構造になっている。
今度は裏面。Apple のは裏面がキュッと丸まっているので、底面積が小さい。Apple のは、レンズカバーと電源スイッチが連動していて見た目がすっきりしている(そしてシンメトリー!)が、Mouse BT は電源スイッチの他、Conn. ボタンが付いている。説明書によると、Conn. ボタンは最初にマウスを認識させるときに使うらしい。僕は「Bluetooth設定アシスタント」を使って設定してしまったので、説明書を読むまでは、何に使うのか分からなかった(笑)
また、それぞれの光学レンズの位置は微妙に違う。このせいでマウスカーソルの操作感も少し違っている。それほど大きな違いではないと思うのだが、強いて言えばレンズが先端に近い Apple のは指先で操作する感じで、Mouse BT は手のひらで操作する感覚に近いかも知れない。
で、操作感の話を続けると、マウスクリックの感覚はかなり違う。Apple のはマウス全体が上下するのに対し、Mouse BT は上面の透明カバー部分だけが上下する。また、Apple の方がしっかりとしたクリック感があり、最初にそちらを使っていた身としては、Mouse BT のクリック感は軽すぎて、ちょっと心もとない。
これは、Apple のが「面」でクリック操作するのに対し、Mouse BT が「点」でクリックするからかも知れない。Mouse BT の写真で目玉のように並んでいる部分は、棒状になっており、それで本体下部にあるスイッチを押しているようだ。
スクロールホイールは、かなり軽く動く。マイクロソフトのホイールマウスのような、クリック感があるホイールに慣れていると、クリック感のない軽い動きはなんとなく操作が不安というか、違和感が残る。
また、Apple のは「システム環境設定」の「キーボードとマウス」でバッテリレベルが表示されるが、Mouse BT だと表示されない。この違いはなんなんだろうか? 純正には何か仕込みがあるのかな?
結論を言うと、Mouse BT は期待したほど良くはなかった。右クリックとホイールがあるのは嬉しいけれど、マウスの操作感では Apple Wireless Mouse の方が上だ。店頭で確かめられれば良かったのだが、サンプルが出ていなかったのと、セール品が最後の一個だったので「えぇい、ままよ!」と買ってしまったのだ。
どうやら2つのマウスを同時に接続していても問題はなさそうなので、普段は Apple を使って、ホイールが使いたいシチュエーションでは Mouse BT を使うとかしようかな。。。たぶん、やらねーな(笑)